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不妊症の原因とは!?知っておくべき女性の不妊症について

2016/12/02 不妊症
 
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赤ちゃんを望んでいるカップルにとって、妊娠するまでの期間が長くなると、
  • 「赤ちゃんが出来ないのはなぜ?」
  • 「もしかして、不妊症なのでは?」
  • 「不妊症の原因は何?」

と不安を感じてしまうことがあるかもしれません。女性の社会進出が進む現代において、晩婚化・初産の高齢化が進んでいます。それに伴い、不妊症で悩む夫婦が増えています。

インターネットでも「不妊症 原因」と調べると、様々なサイトが出てきて身近な話題だと感じます。最近では、3組に1組の夫婦が不妊症に悩んでいると言われています。
特に女性は毎月の生理の時などに、気持ちの浮き沈みや焦りを何度も経験しているのではないでしょうか?私も不妊治療中は毎月、そわそわしては落ち込みの繰り返しで、そのたびに一人で落ち込んでいました。

今回は、知っておくべき女性の「不妊症の原因」についてをまとめました。原因を正しく知ることで効果的な改善法や妊娠しやすい生活習慣を身につけ、赤ちゃんを迎える準備を万全に整えられるようにしましょう。

そもそも不妊症とは!?

Pregnancy test in action. Question mark in result window.

「不妊」と言っても、その原因や程度・状況は個々のカップルにより様々です。たまたまタイミングが悪いだけ年齢の影響で妊娠するのに時間がかかっているだけかもしれませんし、また一度妊娠しても二人目不妊になったり、一度流産したらなかなか妊娠しないというケースもあります。

もしかすると、何か妊娠を妨げる具体的な原因があって、不妊治療をしないと妊娠できない状態なのかもしれません。また、妊娠を希望していないカップルの場合は、妊娠しないことを不妊ととらえる必要はありません。

不妊症の定義

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不妊症とは、「一定期間に避妊をせずに性交渉を行い、妊娠しない場合」を指します。この期間はおおよそにして1年ほどであり、3ヶ月程度では判断はできません。また、男性不妊、女性不妊、双方の不妊、晩婚化による高齢出産やそれに伴う卵子や精子の状態など、様々なものが関係してきます。

男女の不妊の割合は半々となっており、過半数が男性による不妊であることはあまり知られてない実情の一つです。そして、日本の離婚原因の上位に入るものの一つが「不妊」であり、男性不妊であっても女性側に不妊原因を押しつけてしまうことも多く、男性にとっての不妊は社会的な面でも大きな影を落とすことが多くなっています。

不妊治療を始めたカップルにとって不妊治療で大事なことは原因を知ることと、お互いに協力しあうことです。不妊治療などを選ぶ場合は夫婦共に体への負担も大きくなるので、お互いを思いやる気持ちが大事です。

不妊期間からみた不妊症

Reminder calendar, the concept to get pregnant from this month series.

では、どのような場合に不妊症と診断されるのでしょうか。妊娠できない期間のことを「不妊期間」と呼び、不妊症と診断される基準のひとつになります。健康な男女のカップルが避妊をせずに性行為(セックス)を行うと、ある一定期の期間に多くの方が妊娠しますが、一定の期間を過ぎても妊娠しないと、自然に妊娠する可能性が低くなることから、不妊症と診断されます。

それでは、どのくらいの期間で妊娠しないと不妊症と診断されるのでしょうか。一般的にはおおよそ2年とされていますが、不妊症と診断される不妊期間は年齢によって異なり、カップルの年齢が高いほど、短い不妊期間でも不妊症と診断されます。

不妊期間が長くても自然に妊娠する可能性が高い「年齢が若いカップル」に比べ、自然に妊娠する可能性が低くなってしまう「年齢が高いカップル」は、不妊期間が短くても早めに対処した方がよいという考えからこのような違いがあります。なのでお医者さんに相談するタイミングは、

  • 20代女子は2年程
  • 30代女性は1年
  • 35歳をすぎたら半年ぐらい
を目安とするのがオススメです。

男女の不妊の割合

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不妊は女性が原因と思われがちですが、男性側の原因や男女共通の原因もあります。世界保健機関(WHO)の調査によると
  • 女性側の原因が41%
  • 男性側の原因が24%
  • 男女ともに原因がある場合が24%
  • その他の原因不明が11%

となっています。この結果を見ると、約半数の不妊が男性側にも問題があるということになります。日本ではいまだに不妊は女性のものと認識する人が多いですが、海外ではカップルが一緒に検査を受け、治療に向き合うという形は珍しくありません。女性の年齢という限られた時間を無駄にしないためにも、まず最初にカップルが同時に不妊検査を受けるという事が重要です。

知っておくべき女性不妊の原因とは!?

女性の不妊と言われている主な原因についてまとめました。

排卵障害による不妊

排卵がまったく起きないことを無排卵、数ヶ月に1回しか起きないことを稀発排卵と言います。排卵を自力で起こすのが難しい場合を排卵障害と言います。その原因として、卵巣の機能が低下し、無月経や無排卵月経となり、生理が起こらないということがあります。

基礎体温を測ると低温期と高温期の二相にならず、一相になることが多いのも特徴です。病院の検査では、まれに基礎体温が二相に分かれていても排卵がないことがわかる場合もあります。

通常は日本人女性の場合、45歳から56歳に閉経を迎えますが、20歳~30歳代にも関わらず卵巣機能が低下し、無排卵に陥る早期卵巣不全も原因となります。月経不順や3ヶ月以上の無月経症状などがあれば、すぐに婦人科を受診しましょう。

子宮着床障害による不妊

黄体ホルモンには子宮内膜を厚くして妊娠に備える働きがありますが、黄体の機能に異常があると黄体ホルモンの分泌も不十分になり、妊娠するために必要な厚さの子宮内膜が形成されないケースがあります。そうなると受精卵が着床しにくくなったり、妊娠しても流産しやすくなります。

黄体機能が働かなくなる原因としては、冷えや運動不足のため卵巣に十分な血液がいかず黄体の機能不全を引き起こす場合と、ストレスや自律神経の乱れによって脳から黄体への指令がうまくいかないケースが考えられます。また着床を妨げる要因として、子宮筋腫や粘膜下筋腫などがあります。子

宮筋腫は精子が卵子に到達するのを妨げ、着床も妨害します。また、粘膜下筋腫の場合、受精卵の着床障害を引き起こします。その他に子宮内膜ポリープなども着床障害の原因となり、先天的な子宮の奇形が原因で、流産を引き起こす場合もあります。

多のうほう卵巣症候群による不妊

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多のうほう卵巣症候群は通称PCOSと呼ばれる排卵障害の一種です。卵細胞は卵胞と呼ばれる袋に包まれていて、成熟すると卵胞が破裂して排卵を起こします。

多のうほう卵巣症候群はこの卵胞の成長が不十分で破裂しないため、たくさんの卵胞が卵巣の壁にくっついて厚くなり、排卵が起こらない状態になります。生殖能力を持つ女性の約1割弱に見られる症状で、決して珍しい症状ではありません。

メカニズムとしては、男性ホルモンの過剰分泌により排卵しにくい状態になることで、多のうほう卵巣症候群を引き起こします。血糖値の高い糖尿病予備軍の人や、内臓脂肪が多い「隠れ肥満」の人、運動不足でストレスの多い人などは、多のうほう卵巣症候群のリスクが高く、生理不順や無月経などが続くと注意が必要です。

高プロラクチン血症による不妊

プロラクチンとは、出産後の環境変化に備えた体を作るために、脳下垂体から分泌されるホルモンの一種で、高プロラクチン血症とは、プロラクチンの血中濃度が高くなる症状を言います。

高プロラクチン血症はホルモンバランスの乱れなどから発症しやすいもので、本来は授乳中に次の妊娠をしないための合図として出るプロラクチンですが、ピルやストレス、ホルモンバランスの乱れでも同じ状態ができやすく、このプロラクチンが授乳期ではないのに、高くなると排卵がうまくいかなかったり、排卵は起こっても高温期が短くなって黄体機能不全になることもあります。

抗精子抗体による不妊

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抗精子抗体は文字通り、体内に入ってきた精子の活動を止めてしまうものです。本来は卵子が外から入ってきた精子を迎え入れることで受精に至るわけですが、抗精子抗体が女性の体の中にあると、精子を異物とみなして攻撃してしまうので、受精することができず、妊娠にも至ることが出来ません。

抗精子抗体には、精子同士をくっつけて塊にし、子宮内へ入れなくしてしまう「抗精子凝集抗体」と、精子の運動能力を奪う「抗精子不動化抗体」の二種類があります。発症の原因はよくわかっていませんが、抗精子抗体はアレルギー体質の人に出やすい抗体と言われており、血液検査で陽性かどうかを調べることができます。

不育症による不妊

妊娠には至るも、お腹の中で赤ちゃんが正常に育たず、流産や死産を2回以上繰り返してしまうことを不育症と言います。流産を3回以上繰り返すことを「習慣流産」と呼ぶこともあります。不育症は流産だけではなく、妊娠22週以降の「死産」や、生後1週間以内の「新生児死亡」も含む広い意味で使われる言葉です。

また流産はすべての妊娠において約15%の頻度で発生しており、そのほとんどは妊娠11週までの妊娠初期に起こっています。そして妊娠を経験した女性の約4割が流産を経験しているとのデータもあります。ただ不育症と診断されたとしても、その後かなりの高確率で出産できているのが現実です。

流産や死産は、胎児の染色体異常による偶発的なケースが多く、実際妊娠できている限りは出産できる可能性が高いため、不妊症とは全く別物です。もちろん女性は高齢になるほど流産のリスクは高まりますが、不育症になったからと言って、妊娠や出産ができないということではありません。

子宮形態異常による不妊

全女性の約5%に、先天的に子宮に何らかの形態異常が見られます。ただ子宮の形が通常と違っても、妊娠や出産には問題がないケースがほとんどで、子宮の形状によっては受精卵が正常に着床せず、不妊の原因になることもありえます。また不育症や早産の要因の一つとも考えられています。ほとんどの場合、月経の周期や体調も問題なく、自覚症状がないので、産婦人科で詳細を検査して初めて判明したというケースがほとんどです。

卵管の問題による不妊

卵子の通り道である卵管に詰まりがあったり、卵子がうまく卵管に取り込まれなかったりといった障害があります。原因は、クラミジアなどの性感染症による卵管の閉塞や卵管周囲の癒着によって、卵子が取り込まれにくくなることがあります。また、虫垂炎や骨盤内の手術を受けたことがある人にも、卵管周囲の癒着をきたしていることがあります。

強いストレスによる不妊

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脳にある下垂体は生殖ホルモンの分泌を担っていますが、人間はストレスを感じるとこの下垂体が身体を守ろうと臨戦態勢になり、生殖ホルモンの分泌が後回しにされてしまいます。生殖ホルモンの分泌が滞るとホルモンバランスや免疫機能が崩れ、月経周期が乱れたり排卵機能が低下し、着床障害の原因にもなり、結果的に不妊につながってしまいます。

さらには不妊の状態が続くことにより、女性のストレスを増幅させてしまうという悪循環に…最近の研究でも、ストレスは明らかに妊娠の確率を低下させるというデータが出ていますので、ストレスとうまく付き合うことが妊娠への近道と言っても過言ではありません。ストレスを貯めこまずに、自分なりのストレス解消を心がけましょう。

カラダの冷えや血行不良による不妊

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冷えやストレスは万病の元です。ストレス対策もそうですが、血行を良くすることで、妊娠しやすい身体作りが大切です。生活習慣やストレスにも起因する冷えや低体温は、体の健康を損ねるだけでなくホルモン分泌を低下させ、卵巣や子宮の機能低下を引き起こし、妊娠に必要なホルモンを運ぶ血流も滞らせてしまいます。普段から運動を心がけ、バランスの良い食生活や、良質な睡眠、入浴など生活習慣を整えることがとても大切になってきます。

まとめ

いかがでしたか?

不妊の原因には様々なものがあります。そして不妊症の原因は人ぞれぞれです。私自身も不妊症だと診断され不妊治療を経験した一人ですが、不妊症だとわかった時には深く落ち込みました。不妊とはマイナスなイメージしか持てないかもしれませんが、後ろ向きなことばかりではありません。不妊症だとわかり不妊治療を始めたことによって、パートナーや自分の身体を一度見直すことが出来たのです。

私も一人目の妊活で不妊治療を始めたことが自分のカラダを見直す良いきっかけとなりました。自分のカラダと向き合うことで日常生活の見直し、温活、食生活などを改善していくことでホルモンバランスの乱れなども整っていきました。

なかなか上手くいかずに落ち込んでしまうことも多いと思いますが、前向きな気持ちで夫婦で妊活ライフを送っていくという気持ちの余裕を持つことが大切だと身をもって感じました。妊活、不妊治療は相手がいてこそ成り立つもの。パートナーと助け合いながら、二人三脚で妊活に取り組み、赤ちゃんがあなたのもとにやってきてくれる身体を整えていきましょう。

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ライター紹介

柳田 幸子

柳田 幸子

米国ISNF・JNF認定サプリメントアドバイザー。妊活の専門家として、自らの妊活経験とサプリメントの知識を活かし、妊活したい方や不妊に悩む女性のサポートを中心に活動中。明るくストレスフリーな妊活がモットー。

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